よくある短縮
実用量子計算 = 1億段
深いほどイオン、速いほど超伝導、最終的に全部光、で役割を固定する。
量子競争マップ続編 7続編 8 · 更新 2026.09.15
図を上から追うだけで骨格が通るように書いた。浅い回路を多数回測る仕事、比較的軽い科学モデル、非常に長い FT 計算、計算できても古典の期限に負ける仕事が共存する。IonQ の ECC 設計は 1 回 25.7 日。IBM の化学は量子側約 45 分。金融の代表例は古典比較約 1 秒。7 章 24 セクション・24 枚の図。
投資助言ではありません。2026.09.15 の整理。確認済み/公式目標/サイト見立て/未確認に分けています。P450・FeMoco の数字には訂正論文の影響未確認(†)を付けています。2030 年の倍率や株価は付けません。
分析判断。分野名(化学・金融・AI)で必要資源は決まらない。特定の問題・精度・期限の話である。
FOUR KINDS OF WORK1億段は、全部ではない
01四つの仕事
サイト見立て
分析判断。分野名(化学・金融・AI)で必要資源は決まらない。特定の問題・精度・期限の話である。
続編 7 · 幅・深さ・速さの伸ばし方分析判断。分野名(化学・金融・AI)で必要資源は決まらない。特定の問題・精度・期限の話である。
02三つの具体例
サイト見立て
25.7日は完成機の実測ではない。45分は量子サンプリングのみ。1秒は量子機で達成済みではない。
25.7日は完成機の実測ではない。45分は量子サンプリングのみ。1秒は量子機で達成済みではない。
03総数と深さ
確認済み
未記載の深さを総ゲートから作らない。T-depth、測定層、物理回路深さ、QEC周期を混ぜない。
IBM SQD arXiv:2405.05068未記載の深さを総ゲートから作らない。T-depth、測定層、物理回路深さ、QEC周期を混ぜない。
04二つの表
サイト見立て
設計側の論理数と、実機側の物理ビットを同じ『幅』欄にしない。
設計側の論理数と、実機側の物理ビットを同じ『幅』欄にしない。
05幅と深さの単位
サイト見立て
後二者の論理数でも、工場・通信・作業域を全部含むとは限らない。累積深さは、1本の状態を全期間保つ深さではない。
後二者の論理数でも、工場・通信・作業域を全部含むとは限らない。累積深さは、1本の状態を全期間保つ深さではない。
第2章
深い計算では、速い方式が必ず勝つのか。
IonQのECC設計は約2万物理・25.7日。超伝導想定は全体18〜23分(事前計算後9〜12分)。中性原子は約2.6万物理・約10日。同条件の実測比較ではない。Toffoliを31倍速くした設計は、25.7日に既に入っている。
06IonQの25.7日
サイト見立て
特定の符号・回路・物理誤り・連続運転を仮定したコンパイル推定。実機で暗号を解いた結果ではない。
IonQ ECC arXiv:2609.05625特定の符号・回路・物理誤り・連続運転を仮定したコンパイル推定。実機で暗号を解いた結果ではない。
0731倍は割るな
サイト見立て
物理ゲートのクロックを31倍にした実験ではない。計算全体が31倍、超伝導より31倍、という意味でもない。そこからさらに31で割らない。
IonQ ECC arXiv:2609.05625物理ゲートのクロックを31倍にした実験ではない。計算全体が31倍、超伝導より31倍、という意味でもない。そこからさらに31で割らない。
08成功までの日
サイト見立て
論文の確率推定を使った条件付き算術。実測ではない。共通障害があり得るので、現実の稼働を無条件に独立とは置かない。
論文の確率推定を使った条件付き算術。実測ではない。共通障害があり得るので、現実の稼働を無条件に独立とは置かない。
09分と日
サイト見立て
同じゲート列・符号・誤り率・成功率・物理数ではない。物理は約2万対50万未満。物理数の比を価格の比にしない。9分は事前計算後。
arXiv:2603.28846同じゲート列・符号・誤り率・成功率・物理数ではない。物理は約2万対50万未満。物理数の比を価格の比にしない。9分は事前計算後。
10原子の日単位
サイト見立て
1ms訂正周期と並列化などの仮定。QuEraの市販製品の時間ではない。『約1万物理で数日』という要約は不正確になりやすい。
Oratomic arXiv:2603.286271ms訂正周期と並列化などの仮定。QuEraの市販製品の時間ではない。『約1万物理で数日』という要約は不正確になりやすい。
第3章
1,000論理あれば、創薬の電子構造は解けるのか。
データ表現とアルゴリズムのメモリーは別。P450は116対999†。幅を271まで減らすと演算資源は約3.2倍†。光の時間はモジュール数で1時間から数十時間へ変わる†。訂正論文の影響は未確認。
11999と116
未確認
†訂正論文(2026-09-11受理)の影響未確認。初期状態準備と全回再実行を除く。数兆Tの旧例を現在の一般必要量としない。
Caesura et al. arXiv:2501.06165v3†訂正論文(2026-09-11受理)の影響未確認。初期状態準備と全回再実行を除く。数兆Tの旧例を現在の一般必要量としない。
12幅を減らす代価
未確認
†訂正影響未確認。271は工場込みの完成機ではない。AVは逐次深さではない。
†訂正影響未確認。271は工場込みの完成機ではない。AVは逐次深さではない。
13光のモジュール
未確認
†訂正影響未確認。モジュール当たり約1GHz供給などの将来設計。α=1は楽観、0.5はより保守。Xanadu Auroraの1MHzと混ぜない。光が他方式より速い実証ではない。
Caesura et al. Tables†訂正影響未確認。モジュール当たり約1GHz供給などの将来設計。α=1は楽観、0.5はより保守。Xanadu Auroraの1MHzと混ぜない。光が他方式より速い実証ではない。
14材料モデル
サイト見立て
許容総誤差が0.0051 L²で増える条件。8×8の128データ論理と80万Toffoliを厳密な同一構成として組にしない。高温超伝導を発見できた話ではない。
Kan & Symons npj QI許容総誤差が0.0051 L²で増える条件。8×8の128データ論理と80万Toffoliを厳密な同一構成として組にしない。高温超伝導を発見できた話ではない。
15金融の1秒
サイト見立て
4,500万は複数回路の集計であり、最大の1本が4,500万段だという意味ではない。68%は統計的信頼度であり、ハードウェアの単回成功率ではない。
Stamatopoulos & Zeng Quantum 8,13224,500万は複数回路の集計であり、最大の1本が4,500万段だという意味ではない。68%は統計的信頼度であり、ハードウェアの単回成功率ではない。
1622ナノ秒
サイト見立て
45MHzは物理クロックの仕様ではない。他の負担を無視した下限。高速超伝導や光でも、現行仮定で経済的優位は保証されない。金融全般が向かない、という意味ではない。
45MHzは物理クロックの仕様ではない。他の負担を無視した下限。高速超伝導や光でも、現行仮定で経済的優位は保証されない。金融全般が向かない、という意味ではない。
第5章
実機で化学やAIを計算した、はFTの巨大計算と同じか。
IBMは深さ301を約246万回測って量子側約45分。IonQ化学は24物理のハイブリッド。AIヘッドは18物理・63個の2Q・2万ショット。Rydbergの289原子はアナログ最適化。汎用FTの1億段とは別の到達点。
17IBMの45分
確認済み
量子サンプルと古典後処理の実験。厳密対角化を超える規模を、全古典計算への勝利と翻訳しない。論文自身、量子の解が別の古典法より悪い場合もあると述べる。
IBM SQD arXiv:2405.05068量子サンプルと古典後処理の実験。厳密対角化を超える規模を、全古典計算への勝利と翻訳しない。論文自身、量子の解が別の古典法より悪い場合もあると述べる。
1824ビットの化学
確認済み
反応障壁はCCSD(T)から10kcal/mol以内。1kcal/mol級の化学精度の達成ではない。24論理のFT実行でもない。
Zhao et al. arXiv:2506.22408反応障壁はCCSD(T)から10kcal/mol以内。1kcal/mol級の化学精度の達成ではない。24論理のFT実行でもない。
19ショット数
確認済み
学習は古典シミュレーター、実機は推論。LLM全体の量子学習ではない。34量子ビット付近の省エネ交差はstatevectorへの外挿。論文もMPSで効率的にシミュレートできる範囲と認める。
Knitter et al. arXiv:2605.02798学習は古典シミュレーター、実機は推論。LLM全体の量子学習ではない。34量子ビット付近の省エネ交差はstatevectorへの外挿。論文もMPSで効率的にシミュレートできる範囲と認める。
20289原子
確認済み
2022年の代表例。比較は主にsimulated annealing。より広い古典ソルバーへの優位とは別(Andrist et al. 2023)。
Ebadi et al. Science 20222022年の代表例。比較は主にsimulated annealing。より広い古典ソルバーへの優位とは別(Andrist et al. 2023)。
21層の予算
サイト見立て
成功率・並列供給を維持し、他の時間を無視した算術。6msの訂正周期を1msにしたら必ず1日、という意味ではない。回路改良で層数を減らす道は別。
成功率・並列供給を維持し、他の時間を無視した算術。6msの訂正周期を1msにしたら必ず1日、という意味ではない。回路改良で層数を減らす道は別。
22供給の下限
未確認
†訂正影響未確認。順番待ち、Clifford、読み出し、状態準備、全回反復は追加。小型Walking CatのT/日を物理数の比で化学へ伸ばさない。
†訂正影響未確認。順番待ち、Clifford、読み出し、状態準備、全回反復は追加。小型Walking CatのT/日を物理数の比で化学へ伸ばさない。
23監視の順
サイト見立て
研究・監視の優先順位。売買推奨や株価倍率ではない。2026年7月のECC256省幅案は835論理だが、最短時間や全物理数を意味しない。
研究・監視の優先順位。売買推奨や株価倍率ではない。2026年7月のECC256省幅案は835論理だが、最短時間や全物理数を意味しない。
24三つの時点
サイト見立て
1社が全ての有用計算を載せる前提にはしない。年別の万人向け計算速度やシェアは、公開情報から作らない。
続編 6 · 2030と20351社が全ての有用計算を載せる前提にはしない。年別の万人向け計算速度やシェアは、公開情報から作らない。
—15 の結論
サイト見立て
妥当な姿勢は『速い方式があるから見切る』ことでも『論理数が最多だから必ず勝つ』ことでもない。
量子計算は、何を何時間で解くのかで見る。1億段は全部ではない。本記事の中心命題
深い逐次では速い方式が有利、は幅と信頼性を満たした後の話として正しい。しかし実用市場の全部を、それだけで説明することはできない。覚えておく順番
—主張の境界
掲載数字は一つの論文・実験・構成の値。その分野全体に必須の最小量ではない。P450・FeMoco は訂正内容未確認。
—一次情報
リンク先の内容が更新された場合は、本記事の記述より一次情報を優先してください。分析基準日は 2026 年 9 月 15 日。†は訂正影響未確認。
編集方針
測った量の意味を変えない。設計推定と実機を混ぜない。深さが無い欄をゲート数で埋めない。IonQ に強気でも忠誠心は持たない。訂正待ちの化学値で方式の順位を決めない。精密な成功確率は、母集団がない限り付けない。
編集方針・免責事項