仕事が入るか
幅
データ論理が、問題の同時保持に足りるか
- IonQ
- Quantinuum
- IBM
QuEra が幅で参入し得る
量子競争マップ続編 5続編 6 · 更新 2026.09.13
図を上から追うだけで骨格が通るように書いた。IonQ 投資家の理解を深めるための比較だが、忠誠心は持たない。比較基準日は 2026 年 9 月 13 日。主要 20 社・組織の公開一次資料。同条件の数値がないところは未確認。未確認はゼロでも実現不可能でもない。7 章 26 セクション・26 枚の図。
投資助言ではありません。確認済み/公式目標/サイト見立て/未確認に分けています。ロードマップの数値は各社の目標であり、実測ではありません。物理ビットと論理ビット、部品の速さと計算全体の速さを混ぜません。
分析基準日は 2026 年 9 月 13 日。売上予測ではなく、技術・工学・提供経路からの判断。センシング、暗号、半導体受託、株価上昇率は、この FTQC の競争順位とは分ける。
TWO HORIZONS2030 は幅。2035 は時間と費用
01二つのレース
サイト見立て
分析基準日は 2026 年 9 月 13 日。売上予測ではなく、技術・工学・提供経路からの判断。センシング、暗号、半導体受託、株価上昇率は、この FTQC の競争順位とは分ける。
分析基準日は 2026 年 9 月 13 日。売上予測ではなく、技術・工学・提供経路からの判断。センシング、暗号、半導体受託、株価上昇率は、この FTQC の競争順位とは分ける。
02独占ではない
サイト見立て
2030年の計算機・計算サービスでは IonQ、Quantinuum、IBM を有力上位候補とし、中性原子では QuEra を最も重く見る。Google は高速な誤り訂正の技術的有力候補だが、外販事業の規模は技術性能とは別に考える。
2030年の計算機・計算サービスでは IonQ、Quantinuum、IBM を有力上位候補とし、中性原子では QuEra を最も重く見る。Google は高速な誤り訂正の技術的有力候補だが、外販事業の規模は技術性能とは別に考える。
第2章
量子ビット数でも、物理ゲートの ns でもないなら、何を見るのか。
幅Qはデータ用の論理ビット。深さは順番に進む段数。速さは最後まで何時間かかるか。費用は成功した仕事1件。物理ビット・総ゲート・会社目標を同じ欄に入れない。
03幅は入場券
サイト見立て
幅Qは、アルゴリズムが同時に保持し操作するデータ用の論理量子ビット。誤り訂正用の物理ビット、T工場、通信バッファとは区別する。空間と時間の交換で幅を減らせる場合はあるが、その分の時間・誤差・資源を含めて再見積もりする。
続編 1 · 幅・深さ・速さ・コスト幅Qは、アルゴリズムが同時に保持し操作するデータ用の論理量子ビット。誤り訂正用の物理ビット、T工場、通信バッファとは区別する。空間と時間の交換で幅を減らせる場合はあるが、その分の時間・誤差・資源を含めて再見積もりする。
04総ゲート≠深さ
サイト見立て
100 ゲートを一度に並列実行する場合は浅く、前の結果を待ちながら 100 ゲートを実行する場合は深い。論理誤りの単位も混ぜない。記憶1巡、論理CNOT、非Clifford、待機中のデータ、遠隔接続、復号遅延は別予算。
IBM Quantum Roadmap100 ゲートを一度に並列実行する場合は浅く、前の結果を待ちながら 100 ゲートを実行する場合は深い。論理誤りの単位も混ぜない。記憶1巡、論理CNOT、非Clifford、待機中のデータ、遠隔接続、復号遅延は別予算。
05誤り予算
サイト見立て
この表は算術の教材。各社ロードマップを同条件に変換したものではない。会社の p だけで保証深度を算出しない。実機の相関誤りや操作別の誤り率は、この式の外。
この表は算術の教材。各社ロードマップを同条件に変換したものではない。会社の p だけで保証深度を算出しない。実機の相関誤りや操作別の誤り率は、この式の外。
06複数の時計
サイト見立て
物理ゲート、QECの一巡、論理ゲート、T状態の工場、古典フィードバックは別々の時計。T状態は多くの FT 方式で非Clifford に必要な補助資源。全社が同じ工場を使うわけではない。
物理ゲート、QECの一巡、論理ゲート、T状態の工場、古典フィードバックは別々の時計。T状態は多くの FT 方式で非Clifford に必要な補助資源。全社が同じ工場を使うわけではない。
071億段のものさし
サイト見立て
各社の未来性能を代入した予測ではない。逐次依存が強い計算で、論理1段の時間が効く理由を示す例。準備や再試行はさらに加わる。
各社の未来性能を代入した予測ではない。逐次依存が強い計算で、論理1段の時間が効く理由を示す例。準備や再試行はさらに加わる。
第3章
各社の大きな数字を、横に並べて優勝を決めてよいか。
以下はすべて会社の将来目標。符号・誤り率・補助資源の含め方が違う。100万物理と100万論理は桁の違う約束。数値だけで順位を作らない。
08イオンと中性原子
公式目標
目標の論理数は、符号、誤り率、補助資源の含め方が違う。数値だけで順位を作らない。Atom Computing の年次論理数は比較可能な公表がなく、数字を補完しない。
目標の論理数は、符号、誤り率、補助資源の含め方が違う。数値だけで順位を作らない。Atom Computing の年次論理数は比較可能な公表がなく、数字を補完しない。
09超伝導・光・他
公式目標
Google は年次の固定論理数を置かない。Microsoft 独自の 2029 年実用は論理数未確認。Diraq の 2029 年最大 1,000 論理は CMOS 集積の意欲的な目標。
Google は年次の固定論理数を置かない。Microsoft 独自の 2029 年実用は論理数未確認。Diraq の 2029 年最大 1,000 論理は CMOS 集積の意欲的な目標。
10物理≠論理
サイト見立て
NTT/OptQC は発表文の脚注でビット数が物理ビットであることを明記する。PsiQuantum の大きな設備規模も、そのままデータ論理数ではない。
NTT/OptQC は発表文の脚注でビット数が物理ビットであることを明記する。PsiQuantum の大きな設備規模も、そのままデータ論理数ではない。
第4章
ns の超伝導は、ms の原子系より何万倍速い計算機なのか。
将来の論理ゲート秒数が全社分そろっていない。物理ゲートと QEC 周期と論理層を一つのクロック欄に埋めない。中性原子は長い手順を少数回で終える場合がある。
11測った対象
サイト見立て
将来の論理ゲート秒数が全社分そろっているわけではない。無理に一つのクロック欄へ数値を埋めると、物理ゲートが数十 ns の企業と、QEC が数 ms の企業を誤って何万倍も違うと評価してしまう。
将来の論理ゲート秒数が全社分そろっているわけではない。無理に一つのクロック欄へ数値を埋めると、物理ゲートが数十 ns の企業と、QEC が数 ms の企業を誤って何万倍も違うと評価してしまう。
12部品速度≠計算速度
サイト見立て
低い物理クロックだけを理由に、イオン方式が長期で必ず超伝導・光に負けるという結論も早い。
低い物理クロックだけを理由に、イオン方式が長期で必ず超伝導・光に負けるという結論も早い。
13横断演算
サイト見立て
QuEra 関連研究の将来最適化では、ある論理演算の比較で中性原子が 10〜20 倍程度遅いという見積もりがある。特定の構成・改善仮定であり、あらゆる計算で 10〜20 倍遅いという製品仕様ではない。
Nature · 中性原子 FT アーキテクチャQuEra 関連研究の将来最適化では、ある論理演算の比較で中性原子が 10〜20 倍程度遅いという見積もりがある。特定の構成・改善仮定であり、あらゆる計算で 10〜20 倍遅いという製品仕様ではない。
第5章
同じイオンでも、IonQ と Quantinuum の強さは同じか。
IonQ は幅と量産、Quantinuum は少数でも保護された演算。中性原子は配列ではなく止まらない運転。超伝導は幅が届いた時点の時間と費用。光は総損失。Majorana は計算保護の証拠が要る。
14同じイオン、違う勝ち筋
サイト見立て
Helix はメモリーだけでなく論理 Clifford を含み、ポストセレクションなし。高密度符号の多い『論理数』と、この高品質な少数論理を同じ仕様として掛け算してはいけない。IonQ の qLDPC 実験は漏れ検出後の棄却を含む。
続編 5 · IonQ の競争力台帳Helix はメモリーだけでなく論理 Clifford を含み、ポストセレクションなし。高密度符号の多い『論理数』と、この高品質な少数論理を同じ仕様として掛け算してはいけない。IonQ の qLDPC 実験は漏れ検出後の棄却を含む。
15中性原子 4 社
サイト見立て
FT 計算そのものの監視優先度は、現時点の公開証拠では QuEra、Atom、Infleqtion / Pasqal の順。アナログの顧客基盤が、そのまま汎用 FT の完成を証明するわけではない。
FT 計算そのものの監視優先度は、現時点の公開証拠では QuEra、Atom、Infleqtion / Pasqal の順。アナログの顧客基盤が、そのまま汎用 FT の完成を証明するわけではない。
16超伝導の複数経路
サイト見立て
IBM の 200 論理・1 億総ゲートは『幅は控えめでも深い仕事』。Google の 1.1µs QEC は速さの実証だが、それだけで多数の普遍論理ビットが動くわけではない。Alice & Bob / IQM / Nord / D-Wave は単純な表面符号の大量配置とは別経路。
IBM の 200 論理・1 億総ゲートは『幅は控えめでも深い仕事』。Google の 1.1µs QEC は速さの実証だが、それだけで多数の普遍論理ビットが動くわけではない。Alice & Bob / IQM / Nord / D-Wave は単純な表面符号の大量配置とは別経路。
17光は総損失
サイト見立て
中心予測では、光方式が 2030 年の最大手を確実に取るとは置かない。2030 年前後に全系損失と FT 論理演算を実証した企業が、2035 年までに規模と速度を伸ばすシナリオを重く見る。
続編 4 · フォトニック量子中心予測では、光方式が 2030 年の最大手を確実に取るとは置かない。2030 年前後に全系損失と FT 論理演算を実証した企業が、2035 年までに規模と速度を伸ばすシナリオを重く見る。
18Majorana と CMOS
サイト見立て
2029 年の独自 FT ハードウェアは基本シナリオの主役に置かない。Diraq も 2030 年の中心勝者には置かないが、2035 年以降の競争から外すのも不適切。
2029 年の独自 FT ハードウェアは基本シナリオの主役に置かない。Diraq も 2030 年の中心勝者には置かないが、2035 年以降の競争から外すのも不適切。
第6章
道筋が有力なら、期限内の全仕様も達成するのか。
科学・設計の道筋と、公表期限内の全仕様達成は別の軸。野心的な目標を掲げる企業は、期限内評価が低くても技術が弱いという意味ではない。IonQ の 80,000 論理は基本シナリオにしない。
19道筋 × 期限
サイト見立て
特に野心的な目標を掲げる企業は、期限内の評価が低くても技術が弱いという意味にはならない。空欄は未確認であり、ゼロでも実現不可能でもない。
特に野心的な目標を掲げる企業は、期限内の評価が低くても技術が弱いという意味にはならない。空欄は未確認であり、ゼロでも実現不可能でもない。
2080,000 は確定しない
サイト見立て
Superion は 256 ビット向けチップ製造と最初のイオン捕獲。全 256 の同時操作・長時間 QEC・普遍論理計算の全性能が公表されたという意味ではない。SkyWater は設計サイクルを量子の要求に合わせやすくするが、工場保有だけで搬送・冷却・漏れ・測定は解けない。
Superion は 256 ビット向けチップ製造と最初のイオン捕獲。全 256 の同時操作・長時間 QEC・普遍論理計算の全性能が公表されたという意味ではない。SkyWater は設計サイクルを量子の要求に合わせやすくするが、工場保有だけで搬送・冷却・漏れ・測定は解けない。
第7章
初期に幅を供給した会社は、中期の時間と費用でも主役か。
2030年は使える FT 幅を供給できる少数が強い。2035年は十分な幅に達した企業同士の時間と費用。2040年は会社名より連続して拡大できる設計。市場を支配するのは最速 QPU のメーカーだけではない。
212030 の地図
サイト見立て
IonQ の位置は『他が完成しない前提の独走』ではなく、『いくつかの有力な供給者のうち、特に幅と量産へ強く賭けている企業』。光勢と Microsoft 独自の成功は上振れシナリオ。
IonQ の位置は『他が完成しない前提の独走』ではなく、『いくつかの有力な供給者のうち、特に幅と量産へ強く賭けている企業』。光勢と Microsoft 独自の成功は上振れシナリオ。
222035 の地図
サイト見立て
IonQ が主役を維持する条件は、論理数の拡大を、T状態供給、回路の短縮、低い実行費用、安定稼働に変えること。量子ビットの倉庫ではなく、答えを出す工場。
IonQ が主役を維持する条件は、論理数の拡大を、T状態供給、回路の短縮、低い実行費用、安定稼働に変えること。量子ビットの倉庫ではなく、答えを出す工場。
232040 の設計
サイト見立て
2040 年の固定的な企業順位や論理数を、現在の年次目標の延長だけで置く根拠は弱い。中心予測は複数方式を組み合わせる巨大計算基盤。ある方式が一貫して勝てば、寡占の集中度はこの予測より高くなる。
2040 年の固定的な企業順位や論理数を、現在の年次目標の延長だけで置く根拠は弱い。中心予測は複数方式を組み合わせる巨大計算基盤。ある方式が一貫して勝てば、寡占の集中度はこの予測より高くなる。
2420社の位置
サイト見立て
これは会社の将来計画を足し合わせた売上予測ではない。空欄・未確認はゼロ評価ではない。
これは会社の将来計画を足し合わせた売上予測ではない。空欄・未確認はゼロ評価ではない。
25最速だけでは足りない
サイト見立て
国・地域の供給網、機密性、オンプレミスの要件が強ければ、性能首位の一社へ全需要が集中しない。2030 年代に複数社が強い地位を持つ見立ては、供給構造からの予測。
国・地域の供給網、機密性、オンプレミスの要件が強ければ、性能首位の一社へ全需要が集中しない。2030 年代に複数社が強い地位を持つ見立ては、供給構造からの予測。
26並列化の三区別
サイト見立て
第一は独立した仕事を複数台で。第二は一つの仕事の中で工場や演算を並列化。第三は複数 QPU を一つの大きな量子状態として使う分散計算。普通のデータセンターネットワークでは第三は成立しない。
第一は独立した仕事を複数台で。第二は一つの仕事の中で工場や演算を並列化。第三は複数 QPU を一つの大きな量子状態として使う分散計算。普通のデータセンターネットワークでは第三は成立しない。
—観測項目
サイト見立て
強い肯定材料と、まだ不十分な材料を混ぜない。
—11 の結論
サイト見立て
超伝導・光の速さも、必要な幅と誤り率とコストを満たして初めて価値になる。
2030年までに『大きな計算を可能にする幅』で有力な企業と、2035年以降に『同じ計算を速く安く終える力』で有力な企業は、必ずしも同じではない。本記事の中心命題
最も速い部品を持つ企業ではなく、顧客の仕事を、必要な確実さで、最もよく完了できる企業が強い。覚えておく一文
—主張の境界
ロードマップの数値は各社の目標。実験の到達点は各図の『測った対象』で別に扱う。
—一次情報
リンク先の内容が更新された場合は、本記事の記述より一次情報を優先してください。分析基準日は 2026 年 9 月 13 日。
編集方針
実証とロードマップを同じ机に置き、測った量の意味を変えない。IonQ に強気でも忠誠心は持たない。空欄を推定で埋めない。物理ゲートの速さを計算全体の速さにしない。
編集方針・免責事項